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大崩山 おおくえやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大崩山
おおくえやま

宮崎県北部,五ヶ瀬川支流の祝子川 (ほうりがわ) 上流域,延岡市の北西部にある山。標高 1644m。頂上部の水成岩花崗岩の境が崩壊,絶壁をなしている。東腹の上祝子から約5時間の登山コースがある。祖母傾国定公園に属する。

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世界大百科事典 第2版の解説

おおくえやま【大崩山】

宮崎県北部の祝子(ほうり)川と五ヶ瀬川の支流,綱ノ瀬川の間に位置する山。標高1643m。地質は八合目あたりまでは第三紀に貫入した花コウ岩であり,それより上には中生代の四万十(しまんと)層群,古第三紀層,祖母山火山岩がみられる。花コウ岩の部分は急こう配であるが,山頂部はゆるやかな地形となっている。山頂からは祖母や九重の山地,阿蘇山が遠望され,祝子川の谷には花コウ岩からなる美しい渓谷がある。【赤木 祥彦】

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日本の地名がわかる事典の解説

〔宮崎県〕大崩山(おおくえやま)


宮崎県北部、九州山地北東部にある山。標高1644m。祖母傾(そぼかたむき)国定公園に属する。モミ・ツガ・ブナの原生林におおわれた山腹に、巨大な岩壁や岩峰がそそり立つ。ツツジ・シダ類をはじめ、植物の種類が豊富。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大崩山
おおくえやま

宮崎県北部、延岡(のべおか)市にある山。標高1644メートル。祖母傾(そぼかたむき)国定公園に属す。第三紀中新世の花崗(かこう)岩貫入によって形成され、周囲の鬼ノ目山、鹿納(かのう)山、日隠(ひがくれ)山、五葉岳なども同一岩体に含まれる。激しい侵食にさらされ、多くの岩峰や岩壁がそびえたち、最大のものは400メートルを超す。モミ、ツガ、ブナなどの原生林や祝子(ほうり)川の源流部にあたる三里河原(さんりがわら)の渓谷が美しい。JR延岡駅から上祝子までバスが通じ、以後徒歩による。[横山淳一]

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世界大百科事典内の大崩山の言及

【行縢山】より

…山頂部は東西二つの岩峰に分かれ,東の雄岳(799m),西の雌岳(831m)が遠くから眺めると,行縢に似ているのでこの名がある。北方の大崩(おおくえ)山(1643m)が新第三紀中新世(2600万年前)に噴出したとき,その南側のひび割れに花コウ斑岩が噴出して険しい山が円弧状に並んだが,その主峰がこの山である。頂上近くに行縢ノ滝(高さ100m,幅20m)がかかり,山麓には8世紀前半創建という行縢神社がある。…

※「大崩山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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