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大樹寺 だいじゅじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大樹寺
だいじゅじ

文明7 (1475) 年松平親忠が現在の愛知県岡崎市鴨田町に創建した浄土宗の寺。のち松平 (徳川) 氏の菩提寺となる。天文4 (1535) 年清康によって多宝塔が建てられた。慶長7 (1602) 年徳川家康が六百余石の寺領を寄進して,のち勅願寺となった。安政2 (1855) 年焼失したが,同4年再建された。多宝塔と本堂書院にある冷泉為恭 (れいぜいためちか) の壁画や襖絵は重要文化財に指定されている。

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デジタル大辞泉プラスの解説

大樹(だいじゅ)寺

愛知県岡崎市にある寺院。1475年創建。浄土宗。本尊は阿弥陀如来、一光千体阿弥陀如来。松平家の菩提寺。徳川歴代将軍の位牌を祀る。

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世界大百科事典 第2版の解説

だいじゅじ【大樹寺】

愛知県岡崎市にある浄土宗の寺。成道山松安院と号する。徳川家康6世の祖である松平氏第4代親忠は,戦死者の亡魂叫喚の声に日夜悩まされたが,後に知恩院23世の法統をついだ勢誉愚底の7日7夜の念仏に救われ,1475年(文明7)愚底を開山として当寺を建立,以後松平氏8代の菩提所となった。このとき浄土宗の信仰の要(かなめ)を在家に伝える五重相伝(ごじゆうそうでん)を初めて親忠に授けたことから,結縁五重(けちえんごじゆう)の根本道場として知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大樹寺
だいじゅじ

愛知県岡崎市鴨田(かもだ)町にある寺。正式名称は大樹公寺。成道山松安院(じょうどうざんしょうあんいん)と号し、浄土宗鎮西派に属する。1475年(文明7)に岡崎城主松平親忠(ちかただ)を開基とし、勢誉愚底(せいよぐてい)を開山として、戦死者の回向(えこう)を弔うために創建された。爾来(じらい)、松平家歴世の菩提(ぼだい)所ならびに祈願所となり、徳川家康もしばしば参詣(さんけい)したという。松平8代の墓と家康の木像および歴代将軍の等身大の位牌(いはい)を安置する。本堂、開山堂、山門など建物の多くは徳川末期に再建されたものであるが、多宝塔は1535年(天文4)の造営で国重要文化財。大方丈には岡田為恭(ためちか)の障壁画(国重要文化財)があり、その他多くの寺宝が毎年8月16~18日に虫干し展覧される。[森 章司]

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