大鹿(村)(読み)おおしか

  • 大鹿

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

長野県南部、下伊那郡(しもいなぐん)にある村。赤石(あかいし)山脈の西麓(せいろく)を占める隔絶山村。国道152号が走る。村の中央を中央構造線が縦断し、東西を赤石山脈と伊那山地に挟まれ、南北方向の狭長な鹿塩(かしお)、小渋(こしぶ)川沿いの谷に集落が散在する。南北朝時代の動乱期に南朝のため活躍した宗良親王(むねながしんのう)の在所の跡や墓がある。また鎌倉時代の福徳寺本堂(ふくとくじほんどう)(国指定重要文化財)などがある。このほか、明治時代に製塩をした鹿塩温泉(強食塩泉)や小渋温泉保養センターもあり、南アルプス塩見(しおみ)岳の登山口の一つ。300余年を経て伝えられた大鹿歌舞伎は国の選択無形民俗文化財。面積248.28平方キロメートル、人口1023(2015)。[小林寛義]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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