大麻山(読み)おおさやま

改訂新版 世界大百科事典 「大麻山」の意味・わかりやすい解説

大麻山 (おおさやま)

香川県北西部,善通寺市琴平町三豊市境界にあたる山で,溶岩台地のなごりである。標高616m。南東部を象頭山(ぞうずさん)と呼び,金刀比羅(ことひら)宮神域で,暖帯自然林でおおわれ,名勝,天然記念物に指定されている。ふもとには1368段の長い石段の参詣道と,それに沿って数百軒の旅館,飲食店,みやげ物店が並ぶ門前町琴平が発達している。
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大麻山 (おおあさやま)

徳島県鳴門市西部の山。標高538m。南麓にある大麻比古神社神山で,暖地性樹林の茂る山頂奥宮には峯神社通夜堂が残る。神社は阿波国一宮で,〈お麻はん〉として親しまれ,初詣でにぎわう。1961年県立自然公園に指定され,ハイキングコースが通じる。葉山信仰を伴う山の一例である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「大麻山」の意味・わかりやすい解説

大麻山
おおさやま

香川県西部、善通寺(ぜんつうじ)市と三豊(みとよ)市の境にある山。標高616メートル。花崗(かこう)岩の上に安山岩がのる南北約5キロメートル、東西約2キロメートルの台地北部にあるが、南東部の琴平山(象頭山(ぞうずさん))を含め、台地全体を大麻山とよぶ場合もある。瀬戸内海国立公園の一部で、頂上からの展望がよい。

[稲田道彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大麻山」の意味・わかりやすい解説

大麻山
おおさやま

香川県西部,善通寺市三豊市との境界にある山。標高 616m。広義には南東方の琴平山 (別称金毘羅山,象頭山) を含む。花崗岩類上に讃岐岩質安山岩を載せ,山頂に細長い平坦面を残す開析された溶岩台地。東麓に大麻神社があり,一帯は瀬戸内海国立公園に属する。

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事典・日本の観光資源 「大麻山」の解説

大麻山

(香川県小豆郡土庄町・小豆島町)
香川のみどり100選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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