コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

太平記忠臣講釈 タイヘイキチュウシンコウシャク

3件 の用語解説(太平記忠臣講釈の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

たいへいきちゅうしんこうしゃく〔タイヘイキチユウシンカウシヤク〕【太平記忠臣講釈】

浄瑠璃。時代物。10段。近松半二三好松洛らの合作。明和3年(1766)大坂竹本座初演。「仮名手本忠臣蔵」などの先行作を参考に、赤穂義士の仇討(あだう)ちを脚色したもの。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

たいへいきちゅうしんこうしゃく【太平記忠臣講釈】

人形浄瑠璃近松半二三好松洛竹田文吉竹田小出雲筑田平七竹本三郎兵衛作。1766年(明和3)10月大坂竹本座初演。10段。《仮名手本忠臣蔵》などの先行作を換骨奪胎したものであるが,多くの〈忠臣蔵物〉の中でも代表作の一つに数えられ,《東海道四谷怪談》や《裏表忠臣蔵》など,のちの諸作品に大きな影響を与えた。(1)第一 将軍足利直義に帝の宣旨を伝えるべく,勅使が鎌倉御所に下向。饗応の任に当たった塩冶判官は,諸式の指南役高師直の機嫌を損ね,数々の恥辱を受けてついに刃傷に及び,即日,切腹を命じられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

たいへいきちゅうしんこうしゃく【太平記忠臣講釈】

人形浄瑠璃。時代物。近松半二・三好松洛ら合作。1766年大坂竹本座初演。「仮名手本忠臣蔵」と同様、赤穂浪士の事件を脚色したもので、四段目「石屋」と七段目「喜内家」の場が最近でも上演される。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の太平記忠臣講釈の言及

【太平記物】より

…なお,明治以降には,《高時》(《北条九代名家功》),《大森彦七》《女楠》など,のちに新歌舞伎十八番の中に入れられる諸作が,河竹黙阿弥や福地桜痴の手によって作られた。また,その他,近世には,幕府をはばかって,赤穂浪士の敵討や由井正雪の事件を《太平記》の世界に仮託,脚色するという方法が一般化し,前者に当たるものとしては,1710年大坂竹本座の《兼好法師物見車》および《碁盤太平記》,48年(寛延1)8月竹本座の《仮名手本忠臣蔵》,66年10月竹本座の《太平記忠臣講釈》,由井正雪の事件を扱った作品では,1759年(宝暦9)9月竹本座の《太平記菊水之巻》などが演ぜられている。ただし,それらは,太平記物とは別に,忠臣蔵物,由井正雪物として扱われるのが普通である。…

【忠臣蔵物】より

… この2作から直接影響を受けて作られたのが,1748年(寛延1)8月に竹本座で初演された名作《仮名手本忠臣蔵》である。これに次いで名高いのは《太平記忠臣講釈》(1766年10月竹本座)で,以後の浪士劇は,何らかの意味で,この両作の影響下に置かれている。代表的なものとしては,人形浄瑠璃に《忠臣後日噺》(1772年4月大坂北堀江市ノ側芝居),《いろは蔵三組盃》(1773年7月大坂北新地芝居),《忠臣伊呂波実記》(1775年7月江戸肥前座),《本蔵下屋敷》(1878年4月大阪大江橋席)などがあり,歌舞伎には《義臣伝読切講釈》(《忠臣連理廼鉢植》,1788年(天明8)3月大坂北堀江市ノ側芝居),《いろは仮名四十七訓(もじ)》(弥作の鎌腹,1791年9月大坂角の芝居),《裏表忠臣蔵》(蜂の巣の平右衛門,落人,宅兵衛上使,1833年3月江戸河原崎座),《仮名手本硯高嶋》(赤垣源蔵徳利の別れ,1858年5月江戸市村座),《忠臣蔵後日建前》(女定九郎,1865年閏5月江戸中村座),《稽古筆七いろは》(鳩の平右衛門,1867年8月市村座),《伊呂波実記》(松浦の太鼓,1878年9月大阪戎座),《土屋主税》(1907年10月大阪角座)などのほかに,4世鶴屋南北の《東海道四谷怪談》(1825年7月中村座)のような外伝仕立ての傍系作があり,また,近代のものとしては,真山青果の《元禄忠臣蔵》が名高く,かつ優れている。…

※「太平記忠臣講釈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

太平記忠臣講釈の関連キーワード妹背山婦女庭訓竹本座操り浄瑠璃浄瑠璃狂言浄瑠璃座関取千両幟淡路人形浄瑠璃内海繁太郎竹田新松由良湊千軒長者

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone