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秋保 あきう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

秋保
あきう

宮城県中部,仙台市の旧町域。名取川の上・中流域を占める。1967年町制施行。1988年仙台市に編入。東部の秋保温泉は「名取の湯」として飛鳥時代より知られ,仙台の奥座敷として近代的ホテルが並び,飯坂温泉鳴子温泉とともに奥州三名湯の一つ。温泉街は磊々峡の右岸にあり,湯元とも呼ばれる。西部二口峡谷県立自然公園となり,国指定名勝秋保大滝の上流には二口峡谷や国指定名勝磐司(ばんじ)の岩壁,国指定天然記念物の姉滝がある。西部の山形県境には大東岳(だいとうだけ。「おおあずまだけ」ともいう。1365m)があり,二口峠で山形県の山寺へ通じる。豊年を祈る田植踊は国の重要無形民俗文化財で,2009年世界無形遺産に登録された。

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百科事典マイペディアの解説

秋保【あきう】

宮城県中部,旧名取郡の旧町。1988年仙台市に編入。1989年太白区の一地区となった。名取川上流域を占め,秋保温泉で有名。飯坂,鳴子とともに〈名取の湯〉の名で奥州三名湯といわれ,古くから利用された。
→関連項目名取川

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世界大百科事典 第2版の解説

あきう【秋保】

宮城県中部,仙台市西部に位置する旧町。1988年に仙台市に編入された。西は山形県に接し,名取川上流の山間を占める。総面積の90%以上が山林で,耕地は3%弱にすぎず,米や葉タバコなどを産するが農業はふるわない。磊々(らいらい)峡付近の湯元にある秋保温泉(含塩化土類食塩泉,24~60℃)は古くから〈名とりの御湯〉(《大和物語》)として知られ,江戸時代は仙台藩の御用湯として栄えた。近年は仙台近郊の保養行楽地となり,森林スポーツ公園,ゴルフ場などの施設も整備されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

秋保
あきう

宮城県中部、名取(なとり)郡にあった町。現在は仙台市太白(たいはく)区の一地区。1967年(昭和42)町制施行、1988年仙台市に編入。西に奥羽山脈の大東(だいとう)岳、面白(おもしろ)山、神室(かむろ)岳が連なり、古くから二口(ふたくち)峠により山形県と結ばれていた。二口峠に源を発し秋保の中央を流れる名取川には、二口峡谷、磊々峡(らいらいきょう)などの名所がある。国道457号が通じる。鎌倉時代からこの地を支配した秋保氏は、戦国時代末期には伊達(だて)氏に臣従した。江戸時代には炭焼きをおもな産業とする山村であった。古くから温泉地として著名で湯元の秋保温泉郷と二口温泉がある。国指定の名勝である秋保大滝(不動滝)、磐司岩(ばんじいわ)、天然記念物の姉滝がある。「秋保の田植踊」は1976年に国の重要無形民俗文化財となり、2009年(平成21)にはユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された。[後藤雄二]

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