奄美市(読み)アマミシ

デジタル大辞泉 「奄美市」の意味・読み・例文・類語

あまみ‐し【奄美市】

奄美

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「奄美市」の意味・わかりやすい解説

奄美〔市〕
あまみ

鹿児島県南部,奄美大島の中部にある市。北東に隣接する龍郷町東部に飛び地がある。2006年名瀬市,住用村,笠利町の 3市町村が合体。中心市街地は中北部の名瀬湾奥にあり,三方を山が囲む。江戸時代薩摩藩の代官所が置かれ,島の中心として発展。第2次世界大戦後アメリカ合衆国の軍政下に置かれたが,1953年日本に復帰。大島支庁や裁判所など国や県の出先機関が集中する。農林業が主で,サトウキビ果樹,野菜,花卉栽培が盛ん。大島紬の生産の中心地で,大小の織物工場や染色工場がある。笠利町宇宿の泉家住宅は国の重要文化財,宇宿貝塚は国の史跡に指定。国指定特別天然記念物のアマミノクロウサギの生息地として知られるほか,国の天然記念物に指定されているルリカケスアカヒゲ,オオトラツグミ,オーストンオオアカゲラ(→オオアカゲラ)などの鳥類トゲネズミケナガネズミなどの齧歯類も生息する。住用川流域の神屋は天然保護区域として,湯湾岳とともに国の天然記念物に指定されている。海岸の大部分と住用川河口のマングローブ群落などは奄美群島国立公園に属する。国道58号線が通るほか,北東部飛び地の沿岸奄美空港があり,鹿児島東京大阪沖縄および南西諸島との間を結んでいる。面積 308.33km2人口 4万1390(2020)。

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日本歴史地名大系 「奄美市」の解説

奄美市
あまみし

2006年3月20日:名瀬市大島郡笠利町・住用村合併
【笠利町】鹿児島県:大島郡
【住用村】鹿児島県:大島郡
【名瀬市】鹿児島県

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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