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奴隷制社会 どれいせいしゃかいsociety on slavery

4件 の用語解説(奴隷制社会の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

奴隷制社会
どれいせいしゃかい
society on slavery

奴隷制を基盤とする社会制度。奴隷制は原始共産制社会の生産力の発展に伴って生じた私有財産に基づく人類最初の階級社会であり,そこでは主人によって人格を完全に所有されている奴隷が社会の基本的生産担当者となっているとされる。

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百科事典マイペディアの解説

奴隷制社会【どれいせいしゃかい】

奴隷が生産の基盤になっている社会。原始社会に次いで現れた人類最初の階級社会で,古代ギリシアローマオリエントの社会が典型とされる。→古代的生産様式
→関連項目階級原始共産制原始社会国家

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世界大百科事典 第2版の解説

どれいせいしゃかい【奴隷制社会 slavery societies】

経済制度または労働組織としての奴隷制度を基盤とする社会。およそ人間社会は,その社会を存続させるに必要な物質の生産を基盤とし,法制的・社会的・宗教的な上部構造に至るまで有機的に結合した,統一的な人間関係としてのみ存在した。具体的には血縁集団としての部族や部族連合や民族として存在し,階級制度を枢軸とする社会では国家機構によって包括されるという形をとったが,階級制度と国家を生み出している社会のなかで,奴隷制社会と規定すべき社会は,いうまでもなく主要生産分野における基底的生産構成体として奴隷制度を見いだすような社会に限られなければならない。

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大辞林 第三版の解説

どれいせいしゃかい【奴隷制社会】

奴隷制を基本的な生産関係とする社会。原始共同体の第二段階として、古代社会に一般的なものとされる。ギリシャ・ローマに典型的に発達した。

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世界大百科事典内の奴隷制社会の言及

【古代社会】より

…その一つは,8世紀の社会を地方における族長=在地首長のもつ経済構造を基本とし,在地首長のもとにおける経済活動が律令制の社会を律しているものとする考え方である。この在地首長のもつ生産関係は,首長がその下における共同体成員を奴隷的な人身隷属関係においていることの上になりたっており,この意味では日本の古代をマルクスのいう総体的奴隷制社会と考える学説である。これに対して,地方の族長のもつ奴婢=奴隷の存在に注目し,未発達ではあるが,このような首長と奴隷との関係が国家的規模で展開したものを国家的奴隷制として,8世紀の日本の社会にあてはめようという見解がある。…

【奴隷】より

…なぜなら奴隷とは,人格を含めて身ぐるみ所有の対象,動産とされた人間であるからである。
【西洋古代】
 奴隷の人格否認が最も徹底したのは,奴隷制社会を生み出した古典古代においてであった。ギリシアのアテナイでは奴隷は〈生きた道具〉とされ,ローマでは〈話す道具〉とされた。…

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