上出来(読み)ジョウデキ

デジタル大辞泉 「上出来」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上出来」の意味・読み・例文・類語

じょう‐できジャウ‥【上出来】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 物事がうまくはこぶこと。結果がすぐれていること。具合がよいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「然し敵手が吉住なれば、此一段は上出来(ジャウデキ)なり」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉七)
  3. 仕あがり具合がよいこと。うまく作られていること。また、そのさま。上作
    1. [初出の実例]「自分の画は確かに上出来(ジャウデキ)であっても」(出典:画の悲み(1902)〈国木田独歩〉)
  4. その物の性質や状態がよいこと。才能などがすぐれていること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「経済学を修めて随分上出来の方で有ったと云ふ事で」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)

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