安手(読み)ヤスデ

デジタル大辞泉 「安手」の意味・読み・例文・類語

やす‐で【安手】

[名・形動]
値段の安いこと。安い部類に属すること。安価。「安手商品からさばける」
安っぽいこと。粗末で低級なこと。また、そのさま。「安手な(の)生地」「安手な(の)三文小説
[類語]安っぽいけちちゃちちっぽけつまらないくだらない取るに足りない貧乏臭い貧乏たらしい吝嗇りんしょくしみったれしわい渋いしょっぱい細かいみみっちいいじましいさもしい卑しいせこい陋劣ろうれつけちけちけち臭い世知辛いこすいみすぼらしいぼろい貧相貧弱むさくるしい所帯染みる

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精選版 日本国語大辞典 「安手」の意味・読み・例文・類語

やす‐で【安手】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 値段の安い方。品質の粗悪・低級なもの。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「おゑぐり過てちと安手な 丸忠の三尺織博多」(出典:評判記・三題噺作者評判記(1863)総目録)

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