デジタル大辞泉 「吝い」の意味・読み・例文・類語 しわ・い【×吝い】 [形][文]しわ・し[ク]金銭などを出し惜しみするさま。けちだ。しみったれている。「猾こすくて―・いから財かねは大分出来たろう」〈魯庵・社会百面相〉[派生]しわさ[名][補説]歴史的仮名遣い未詳。[類語]けちくさい・けちけち・世知辛い・けち・吝嗇りんしょく・しみったれ・渋い・しょっぱい・細かい・みみっちい・貧乏臭い・貧乏たらしい・いじましい・さもしい・卑しい・せこい・陋劣ろうれつ・こすい・安っぽい・安手・ちゃち・みすぼらしい・ぼろい・貧相・貧弱・むさくるしい・所帯染みる(けちな人)けちん坊・しわん坊・握り屋・締まり屋・吝嗇漢・守銭奴しゅせんど・倹約家・始末屋 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「吝い」の意味・読み・例文・類語 しわ・い【吝】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]しわ・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 歴史的かなづかい未詳 ) 金銭や物品などを出すべきときに惜しんで出さない。吝嗇(りんしょく)である。けちである。しみったれである。[初出の実例]「物ををしうてしわい人の心ぞ」(出典:京大二十冊本毛詩抄(1535頃)一八)「腹のへるをかなしみて、火事の見舞にもはやくは歩まず。しはひせんさくにとしくれて」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)一)吝いの派生語しわ‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例