デジタル大辞泉 「けちけち」の意味・読み・例文・類語 けち‐けち [副](スル)1 わずかな金や物をも出し惜しむさま。「けちけち(と)金をためる」2 細かいことを口やかましく言うさま。「男は外を歩くのが商売だ。そんなに―言ふなえ」〈伎・浮名横櫛〉[類語]けちくさい・しわい・世知辛い・節約・倹約・セーブ・エコノミー・切り詰める・引き締める・約つづめる・節する・けちる・出し惜しむ・出し渋る・爪に火を点す・財布の紐を締める・財布の紐が堅い・始末・経済・節倹・貧乏臭い・貧乏たらしい・けち・吝嗇りんしょく・しみったれ・渋い・しょっぱい・細かい・みみっちい・いじましい・さもしい・卑しい・せこい・陋劣ろうれつ・こすい・安っぽい・安手・ちゃち・みすぼらしい・ぼろい・貧相・貧弱・むさくるしい・所帯染みる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「けちけち」の意味・読み・例文・類語 けち‐けち 〘 副詞 〙① こまかいことを口やかましく言うさまを表わす語。[初出の実例]「よう、けちけち云ふ奴ぢゃ」(出典:歌舞伎・花雪恋手鑑(1833)下)② ( 多く「けちけちする」の形で ) わずかな出費や労力などを惜しむさまをけなしていう語。[初出の実例]「一生けちけちして死んで仕舞ふは、人と生れたる甲斐なきことを戒めに書たるならんといへば」(出典:滑稽本・古朽木(1780)二)③ ( 「と」を伴って用いることもある ) 石や鉄など、かたいものが軽くぶつかりあう音を表わす語。かちかち。[初出の実例]「けちけちと火をうつ音や麻の花〈正勝〉」(出典:俳諧・一幅半(1700)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by