デジタル大辞泉
「しみったれ」の意味・読み・例文・類語
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しみっ‐たれ
- 〘 名詞 〙 ( 「しみたれ」の変化した語 )
- ① ( 形動 ) けちくさいこと。けちけちしているさま。また、その人。吝嗇(りんしょく)。しみたれ。
- [初出の実例]「アノしみったれをつき出してしまやア」(出典:洒落本・青楼五雁金(1788)三)
- 「ヱヱおめへまだ、そんなしみったれをいふは、いまの銭で蕎麦でも喰ふべい」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)二)
- ② ( 形動 ) 姿や形、また内容のみすぼらしいこと。安っぽくて見ばえのしないこと。いくじのないこと。また、そのさま。あるいは、そのような人。しみたれ。
- [初出の実例]「おいらが、しみったれでくるもんだから、そふいふも尤(もっとも)だ」(出典:洒落本・狐竇這入(1802)五)
- ③ ( 形動 ) 貧しいこと。また、そのさま。貧しい人。貧乏人。しみたれ。
- [初出の実例]「此方の娘の貧乏(シミッタレ)な所を見込んで、欲しがるのだ」(出典:人情本・祝井風呂時雨傘(1838)一回)
- ④ 醜女の異称。不美人。ぶす。
- [初出の実例]「おそらく醜女。彼俗に云しみったれだらふ」(出典:洒落本・辰巳婦言(1798)四つ明の部)
しみったれの語誌
⇒「しみたれ」の語誌
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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