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安珍清姫 アンチンキヨヒメ

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デジタル大辞泉の解説

あんちん‐きよひめ【安珍清姫】

紀州道成寺(どうじょうじ)に伝わる伝説。紀伊牟婁(むろ)の清姫が、自宅に泊まった僧安珍に恋慕し、大蛇に化身して後を追い、道成寺の鐘の中に隠れた安珍を焼き殺す物語。謡曲浄瑠璃などの題材。

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大辞林 第三版の解説

あんちんきよひめ【安珍清姫】

紀州道成寺どうじようじの縁起に伝わる伝説。熊野参詣さんけい途上の若僧安珍に恋慕した清姫は、大蛇となってあとを追い、道成寺で鐘の中にかくまわれていた安珍を焼き殺す。能・浄瑠璃・歌舞伎舞踊などに脚色される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

安珍清姫
あんちんきよひめ

伝説、物語の男女の名。紀州(和歌山県)道成寺(どうじょうじ)の縁起に由来する。奥州白河(福島県)の山伏安珍は、紀州熊野権現(ごんげん)に参詣(さんけい)の途中、真那古(まなご)(または真砂(まさご))の庄司の家に泊まり、その家の娘清姫に恋され、これを避けるためにだまして出立する。怒った清姫はすさまじい勢いであとを追い、日高川(または切目川)へくると蛇体となり、川へ飛び込んで泳ぎ渡る。安珍は道成寺へ逃げ、釣鐘(つりがね)の中にかくまわれるが、蛇体の清姫は炎を吐いて鐘を焼き溶かし、中の安珍を焼き尽くしてしまう。この物語は、女の執念の悲劇として戯曲の好題材となり、謡曲『道成寺』に仕組まれたあと、歌舞伎(かぶき)舞踊としては「道成寺物」という一大系列を生み、人形浄瑠璃(じょうるり)でも『日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)』『道成寺現在蛇鱗(げんざいうろこ)』など多くの作品を生んだ。[松井俊諭]

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