城辺(読み)じょうへん

精選版 日本国語大辞典 「城辺」の意味・読み・例文・類語

じょう‐へん ジャウ‥【城辺】

〘名〙 城のあたり。
経国集(827)一・重陽節神泉苑賦秋可哀〈嵯峨天皇〉「到暁城辺誰擣衣、冷々夜響去来飛」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「城辺」の読み・字形・画数・意味

【城辺】じよう(じやう)へん

城のほとり。唐・李白烏夜〕詩 邊、烏棲(す)まんと欲し 歸り飛んで、(あくあく)として枝上

字通「城」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「城辺」の意味・わかりやすい解説

城辺
じょうへん

愛媛県南端,愛南町の旧町域。宿毛湾に面し,僧都川流域を占める。1923年町制。1952年緑僧都村と,さらに 1956年東外海町と合体。2004年内海村,および御荘町一本松町西海町の 3町と合体し,愛南町となる。中心集落の城辺は,戦国時代に常盤山に城が置かれてから,その城下町として発達。山地が多い。海洋性気候で,温暖な気候に恵まれている。米作のほか果樹栽培が行なわれる。深浦港カツオ漁で知られる漁港で,避難港の役割も果たす(→深浦)。天嶬鼻は宇和海海域公園地区に属する景勝地で,黒崎鼻付近一帯とともに足摺宇和海国立公園に属する。付近は,海底にサンゴ類や熱帯魚が見られ,磯釣りでも有名。

城辺
ぐすくべ

沖縄県西部,宮古島市南東部の旧町域。宮古島の南東部にある。1947年町制。2005年平良市,下地町,上野村,伊良部町と合体して宮古島市となる。旧町名は近世以来の間切(まぎり。行政区画)名に由来大半はサトウキビ栽培農家だが,肉牛飼育も盛ん。製糖工場がある。上比屋山遺跡(ういぴゃーやまいせき),ムイガー断崖,国指定名勝の東平安名崎(ひがしへんなざき)など観光資源が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「城辺」の意味・わかりやすい解説

城辺 (ぐすくべ)

城辺 (じょうへん)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の城辺の言及

【八重山地震津波】より

…宮古でも退潮現象があり,また巨大なサンゴ礁岩も打ち上げられている。池間・前里(現,平良(ひらら)市),友利・砂川(現,宮古郡城辺(ぐすくべ)町),新里・宮国(現,下地(しもじ)町),伊良部(いらぶ)・仲地・佐和田(現,伊良部町),塩川・仲筋・水納(みんな)(現,多良間(たらま)村)の12ヵ村に被害があり,計2548人が死亡した。結局,遭難者は八重山,宮古を合わせて1万1861人に達した。…

※「城辺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android