精選版 日本国語大辞典 「宮部金吾」の意味・読み・例文・類語
みやべ‐きんご【宮部金吾】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
植物学者。江戸に生まれる。1881年(明治14)札幌農学校を卒業、その年から開拓使御用掛として、1884年からは札幌農学校助教授として東京大学に派遣されて植物学を学び、かつ北海道、千島の植物の研究に従事した。1886年からアメリカのハーバード大学に留学して海藻学と菌学を学んだ。1889年帰国して母校の教授となり、1909年(明治42)東北帝国大学農科大学(現、北海道大学)教授となる。
北海道、千島、樺太(からふと)(サハリン)の植物相の調査研究を広く行い、千島列島中の得撫(うるっぷ)海峡に植物分布の顕著な境界を発見、のちに宮部線と命名された(1932)。その後植物病理学に転じ植物病理学担当の教授となった。帝国学士院会員(1930)。1946年(昭和21)文化勲章を受章。
[佐藤七郎]
植物学者。江戸生れ。札幌農学校卒業後,東京大学理学部において植物学を学び,またハーバード大学で海藻学,菌学を学んだ。北海道,千島列島,サハリンの植物相の調査を行い,《樺太植物志》(三宅勉と共著。1915)を著した。また北方海域の海藻の研究に先鞭をつけた。その後植物病理学に転じ,1918年北海道大学に植物病理学講座が開設されるのに伴い同教授。46年,文化勲章を受章。
執筆者:佐藤 七郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
1/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
12/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新