デジタル大辞泉
「小春日和」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
こはる‐びより【小春日和】
- 〘 名詞 〙 冬の初め頃の、暖かく穏やかな気候。陰暦一〇月頃の春のような天気。《 季語・冬 》
- [初出の実例]「秋から冬に成る頃の小春日和は、斯の地方での最も忘れ難い、最も心地の好い時の」(出典:千曲川のスケッチ(1912)〈島崎藤村〉七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
小春日和【こはるびより】
初冬のころの,晴天で穏やかな暖かい天気。小春はもともと陰暦10月の別名で小六月ともいい,現行陽暦のほぼ11月に相当する。低気圧の過ぎ去ったあとに張り出した大陸高気圧が日本をおおって何日も小春日和の続くことがある。同じような日和を英米ではインディアンサマーという。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
小春日和
冬の初め頃の、暖かく穏やかな気候。陰暦十月頃の春のような天気。
[使用例] 秋から冬になる頃の小春日和は、この地方での最も忘れ難い、最も心地のよい時の一つである[島崎藤村*千曲川のスケッチ|1912]
[使用例] 「風も波も今朝はおさまりまして、小春日和といいますのでしょう。」と女は話をそらせてしまった。[川端康成*眠れる美女|1960~61]
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
Sponserd by 
小春日和
こはるびより
balmy autumn weather, Indian summer, St. Martin's summer
晩秋から初冬にかけて現れる穏やかな暖かい晴天。小春とは旧暦 10月のことで,太陽歴では 11月から 12月上旬にあたる。厳しい冬を前に現れる温和な天気を喜んだことばで,アメリカ大陸やヨーロッパにも冬を前にしたこの時期の穏やかな晴天をインディアン・サマー,老婦人の夏などと呼ぶことばがある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
小春日和
晩秋から初冬にかけての暖かな日和。小春とは、旧暦一〇月の異称。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の小春日和の言及
【インディアン・サマー】より
…秋ないし初冬に,晴天が続き,日中は高温,夜間は冷えこむ特異な期間をいう。北アメリカ東部のニューイングランド地方で最もひんぱんに使用される語だが,現在では英語を話す各国で用いられ,日本の〈小春日和(こはるびより)〉にほぼ相当する。その使用の歴史は1778年にさかのぼるが,起源は不明である。…
【日本列島】より
… 秋晴れ秋の空がよく澄んで晴れわたっていること。 小春日和晩秋から初冬にかけてのころにみられる暖かくおだやかな晴天をいう。小春とは陰暦10月の別称で,新暦の11月から12月初めにあたる。…
※「小春日和」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 