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常呂遺跡 ところいせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

常呂遺跡
ところいせき

北海道北東部,北見市オホーツク海岸の砂丘上にある大竪穴群。国の史跡に指定されている。 1957年以来,東京大学文学部が調査を継続している。常呂川の河口からサロマ湖に向かう砂丘上の,東西 6km,南北 0.5kmの範囲に 2500の竪穴が地表から確認,測量されている。縄文時代中期から居住が認められ,続縄文文化,オホーツク文化の住居址もあるが,大半は擦文文化の住居址と考えられる。竪穴群は東西2群に分かれ,東を常呂竪穴群,西を栄浦第二遺跡としている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ところいせき【常呂遺跡】

北海道のオホーツク海側第一の流域面積をもつ常呂川の河口地帯,常呂郡常呂町字常呂,栄浦,岐阜にまたがる遺跡群。常呂川の沖積平野をとりまく台地上,砂丘上に遺跡が密集している。先縄文時代の遺跡もあるが,中心になるのは縄文,続縄文,擦文(さつもん)文化のものであり,オホーツク文化の住居もみられる。常呂遺跡群の中心になるのは常呂川河口からサロマ湖にのびる砂丘上にある常呂竪穴群と栄浦第二遺跡である。前者では約500,後者では約2000の竪穴住居の埋まりきらないくぼみを今日でも地表からはっきりと認めることができる。

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大辞林 第三版の解説

ところいせき【常呂遺跡】

北海道、オホーツク海に注ぐ常呂川河口から、サロマ湖にのびる砂丘上にある遺跡群。擦文さつもん文化を主とする竪穴たてあな住居の集落跡。

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国指定史跡ガイドの解説

ところいせき【常呂遺跡】


北海道北見市常呂町にある約1800年前のものと考えられる集落跡。オホーツク海岸に沿って常呂川の河口からサロマ湖西岸へと続く幅約300m、長さ約2.7kmの砂丘にあり、続縄文時代、擦文(さつもん)時代、オホーツク文化期を中心とする2000基以上の竪穴(たてあな)住居跡および墳墓と推定される多数の小型竪穴が残っている。埋没しきらずに地表に窪みを残す竪穴群はとくに東北地方北部から北海道にかけて多いが、常呂遺跡はその中でも最大規模、最大密度の遺跡の一つである。1957年(昭和32)の発掘調査以来、約2500軒の竪穴式住居跡が確認されており、現在も常呂川水系を中心に調査は続行されしている。1974年(昭和49)に国指定史跡となり、2002年(平成14)にも追加指定された。現在は、旧常呂町が栄浦(さかえうら)に整備した「ところ遺跡の森・ところ遺跡の館」でそれらを見ることできる。「ところ遺跡の森・ところ遺跡の館」へは、JR石北本線ほか網走駅から網走バス「サロマ湖栄浦」下車、徒歩約2分。

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