手広い(読み)テビロイ

デジタル大辞泉 「手広い」の意味・読み・例文・類語

て‐びろ・い【手広い】

[形][文]てびろ・し[ク]
家・屋敷などの、場所が広い。「―・い庭」
交際仕事などで、関係している範囲が広い。「―・く交流する」「―・く商売をする」
[派生]てびろさ[名]
[類語]広い広やか広大広壮広闊こうかつ開豁かいかつ広漠空漠茫漠茫茫渺茫びょうぼう茫洋洋洋だだっ広い漠漠渺渺びょうびょう豁然かつぜん広域空闊くうかつ蒼茫浩浩広大無辺無辺無辺際一望千里果てし無い(幅が広い)幅広はばびろワイド広角広広/(2広い幅広い広範広範囲多方面多角多面多岐さまざま各種種種諸種いろいろ多様多様化多面的多種多種多様多彩数数いろんなとりどり色とりどりもろもろ百般万般諸般多元多元的多角的横断的複眼的おしなべて一般全般に総じて概して多くおおむね大概普通通例通常一体に総体およそあまね雑多よろず各人各様十人十色千差万別マルチ事事物物種種雑多各様種種くさぐさ玉石混淆こんこう凡百ぼんぴゃく百態百事百千万端各般数多あまた数多すうた数次幾度等等諸相諸物山ほどざらあれこれ何やかや何だかんだ何のかの何くれ何くれとなくあれやこれやごちゃごちゃ枚挙にいとまがない十指に余るあの手この手エトセトラ

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精選版 日本国語大辞典 「手広い」の意味・読み・例文・類語

て‐びろ・い【手広】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]てびろ・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 家などの敷地や、構え、間取りなどが大きく広い。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「邸なぞもなかなか手広く構えて」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春)
  3. 関係する範囲、視野、知識などが広い。
    1. [初出の実例]「大方此の頼政は、歌に於ては手広(テビロ)き者にぞ思し召されける」(出典源平盛衰記(14C前)一六)
  4. 囲碁将棋着手で、どのようにでも対処できる可能性が大きい。

手広いの派生語

てびろ‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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