空闊(読み)クウカツ

デジタル大辞泉 「空闊」の意味・読み・例文・類語

くう‐かつ〔‐クワツ〕【空×闊】

[名・形動]ひろびろとしていること。また、そのさま。
「到る処―で」〈長塚
[類語]広やか広い広大広壮広漠広広広範広闊こうかつ開豁かいかつ空漠茫漠茫茫渺茫びょうぼう茫洋洋洋だだっ広い幅広はばびろワイド広角漠漠渺渺びょうびょう豁然かつぜん広域蒼茫浩浩広大無辺無辺無辺際一望千里果てし無い手広い

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精選版 日本国語大辞典 「空闊」の意味・読み・例文・類語

くう‐かつ‥クヮツ【空闊・空豁】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ひろびろとひらけているさま。
    1. [初出の実例]「夜泛蘭舟碧波、水天空豁嫦娥」(出典:随得集(1388頃)夜泛湖見月)
    2. 「これを太虚と云ふ。空濶(〈注〉トリシメナク)にして方体なく、清澄にして至虚なるが如しと雖ども」(出典:遠西観象図説(1823)中)
    3. [その他の文献]〔阮籍‐達荘論〕

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普及版 字通 「空闊」の読み・字形・画数・意味

【空闊】くうかつ

空豁。

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