浩浩(読み)コウコウ

デジタル大辞泉 「浩浩」の意味・読み・例文・類語

こう‐こう〔カウカウ〕【××浩】

[ト・タル][文][形動タリ]
水がみなぎり広がっているさま。
大海哮けり、―又―たり」〈蘆花自然と人生
果てしなく広々としているさま。「浩浩として静かな天」
[類語]広やか広い広大広壮広漠広広広範広闊こうかつ開豁かいかつ空漠茫漠茫茫渺茫びょうぼう茫洋洋洋だだっ広い幅広はばびろワイド広角漠漠渺渺びょうびょう豁然かつぜん広域空闊くうかつ蒼茫広大無辺無辺無辺際一望千里果てし無い手広い

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精選版 日本国語大辞典 「浩浩」の意味・読み・例文・類語

こう‐こうカウカウ【浩浩】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 空間的にひろびろとしたさま。特に水のみなぎり広がっているさま。
    1. [初出の実例]「渓流兮浩浩。芳草兮萋々」(出典:経国集(827)一四・秋雲篇示同舎郎〈惟良春道〉)
    2. 「雲の浪、烟の波最(いと)深く、風浩々(カウカウ)として閑かならず」(出典太平記(14C後)二六)
    3. [その他の文献]〔書経‐堯典〕

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普及版 字通 「浩浩」の読み・字形・画数・意味

【浩浩】こうこう(かうかう)

水のゆたかなさま。また、広大のさま。宋・軾〔赤壁の賦〕乎としてに馮(よ)り風にして、其の止まるを知らざるが如し。

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