広大無辺(読み)コウダイムヘン

デジタル大辞泉 「広大無辺」の意味・読み・例文・類語

こうだい‐むへん〔クワウダイ‐〕【広大無辺】

[名・形動]果てしなく広くて大きいこと。また、そのさま。「広大無辺な(の)宇宙空間」「広大無辺な(の)恩恵
[類語]広やか広い広大広壮広漠広広広範広闊こうかつ開豁かいかつ空漠茫漠茫茫渺茫びょうぼう茫洋洋洋だだっ広い幅広はばびろワイド広角漠漠渺渺びょうびょう豁然かつぜん広域空闊くうかつ蒼茫浩浩無辺無辺際一望千里果てし無い手広い

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精選版 日本国語大辞典 「広大無辺」の意味・読み・例文・類語

こうだい‐むへんクヮウダイ‥【広大無辺・洪コウ大無辺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 広さ、高さ、大きさなどが限りもないこと。大きくてはてしないこと。また、そのさま。広大無量。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「くう大むへんの親の恩」(出典浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)三)
    2. [その他の文献]〔八十華厳経‐四〕

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四字熟語を知る辞典 「広大無辺」の解説

広大無辺

広くて大きく、はてしのないこと。広くて限りのないこと。

[活用] ―な・―に。

[使用例] ああ、広大無辺なる「でうす」の御智慧、御力は、何とたたえ奉る詞だにござない[芥川龍之介*奉教人の死|1918]

[使用例] 右手をふれば左へ、左手をふれば右へ、縦横無尽にはね飛ばされたり、土の中へめりこまされたり、たった一日の稽古でつくづく天下の広大無辺なることを悟ったものだ[坂口安吾*母の上京|1947]

[解説] 「広大」は広くて大きいこと。「無辺」は限りのないこと。

[類語] こうだいりょう

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