デジタル大辞泉
「空漠」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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くう‐ばく【空漠】
- 〘 名詞 〙 ( 形動ナリ・タリ )
- ① 目をさえぎる何物もなく広いこと。果てしなく広がっていること。また、そのさま。〔布令字弁(1868‐72)〕
- [初出の実例]「此空漠(クウバク)の荒野には、音信もなし、影もなし」(出典:海潮音(1905)〈上田敏訳〉大饑餓)
- ② 実質や中心がなく、漠然としていること。つかみどころがないこと。とりとめがないこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「空しく、空漠(クウバク)たる理論を攻(たづ)ねて」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉二)
- 「如何に空漠なる主人でも」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇)
- ③ 広大な砂原。砂漠。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「空漠」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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