百科事典マイペディア 「弘仁・貞観時代」の意味・わかりやすい解説 弘仁・貞観時代【こうにんじょうがんじだい】 嵯峨天皇の弘仁年間(810年―824年)と清和天皇の貞観年間(859年―877年)をさす文化史・美術史の用語。最澄・空海による天台・真言両宗の興隆に応じて密教美術が栄え神秘性の濃い仏画・仏像が制作された。特に彫刻史では弘仁様式,貞観様式として重視される。唐風文化も流行し漢詩文が貴族の間で尊ばれた。→関連項目貞観時代 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報