うろうろ(読み)ウロウロ

デジタル大辞泉 「うろうろ」の意味・読み・例文・類語

うろ‐うろ

[副](スル)
あてもなくあちこち歩き回るさま。「道に迷ってうろうろする」
どうしたらよいかわからずに困りはてているさま。「突然の訃報に接してうろうろ(と)するばかりだ」
まごまご[用法]
[類語]うろちょろどぎまぎおたおたまごまごどぎどぎそわそわもじもじもぞもぞへどもどおろおろしどろもどろぐじぐじぐずぐずいじいじ因循くよくようじうじちゃかちゃかそそくさあたふたうそうそふらふらよたよたやっさもっさてんやわんやぶらぶら徘徊彷徨ぶらつくうろつくほっつくほっつき回るさすらうちょこまかふわふわおどおどせかせかびくびくきょときょとこせこせぐらぐらせわしい倉皇せっかちあくせく気ぜわしい軽佻浮薄浮薄闇雲やみくも性急右往左往軽挙妄動後先なしうわずるうわつくうろたえる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「うろうろ」の意味・読み・例文・類語

うろ‐うろ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴う場合もある )
  2. どうしたらよいかわからないまま、あたりを動き回るさま。また、態度がそわそわと落ち着かないさま。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「きりきり渡しやとせり立られ〈略〉うろうろしても金はなし」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)上)
  3. あてもなくさまようさま。また、同じ所を行ったり来たりするさま。
    1. [初出の実例]「人のうしろへ何者やら来て、此太刀に目を懸けてうろうろするが」(出典:狂言記・長光(1660))
  4. 外に表われる様子が頼りないさま。よろけたり、声がつまったり、涙ぐんだりするさまにいう。
    1. [初出の実例]「泣きやるなと、よそに言ふさへ包みかね、目はうろうろと成にけり」(出典:浄瑠璃・傾城反魂香(1708頃)中)
  5. 落ち着きなくあたりを見まわすさま。きょろきょろ
    1. [初出の実例]「其眼なんども暸々然として、正色ありて、さだまりて有り、うろうろとないぞ」(出典:四河入海(17C前)一六)

うろ‐うろ

  1. 〘 名詞 〙 土木を請け負う親方などが人員を揃えるために、実際使用していない人夫を名義上雇うこと。ゆうれい。〔百科社会語辞典(1932)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android