恵美押勝の乱(読み)えみのおしかつのらん

世界大百科事典 第2版の解説

えみのおしかつのらん【恵美押勝の乱】

奈良時代に恵美押勝(藤原仲麻呂)が起こした反乱。橘奈良麻呂の変を未然に鎮圧した藤原仲麻呂は,早世した長男真従の妻であった粟田諸姉をめあわせた大炊王を淳仁天皇として擁立し,またみずからを恵美押勝と称すること,私的に銭貨を鋳造し出挙(すいこ)を行うこと,および恵美家の印を任意に公的に用いることを許された。そして太保(右大臣),ついで太師(太政大臣)に進み,位階もついには正一位に達し,その間中国の唐を模倣したさまざまな重要施策を実行に移した。

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世界大百科事典内の恵美押勝の乱の言及

【奈良時代】より

…しかしこれにも失敗し,結局追討軍のため湖西の三尾埼付近で挟撃され,妻子・従党とともに捕らえられて湖岸で斬首された。時に764年,これを恵美押勝の乱という。 乱後は道鏡が大臣禅師に任じられて政権を掌握し,淳仁天皇は廃位ののち淡路に配流され,孝謙上皇(称徳天皇)が重祚した。…

※「恵美押勝の乱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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