愛憐(読み)アイレン

デジタル大辞泉 「愛憐」の意味・読み・例文・類語

あい‐れん【愛×憐】

[名](スル)哀れみ、いつくしむこと。
「互に―する男女の間にても」〈鉄腸・花間鶯〉
[類語]憐憫哀憐哀れ情けじょう情合い情愛情味人情人情味温情恩情厚情思いやりいつくしみ慈愛仁愛仁恵仁慈仁心じん慈悲あわれみ同情

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精選版 日本国語大辞典 「愛憐」の意味・読み・例文・類語

あい‐れん【愛憐】

  1. 〘 名詞 〙 いつくしみ、あわれむこと。かわいがること。また、他をあわれみ愛する、情け深い心のさま。→哀憐(あいれん)
    1. [初出の実例]「摠じて可憐と、詩につくるに、心二つあり。一には愛憐とて、可愛と云心にも用る也。一には哀憐の心もあり」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)
    2. 「情欲多けれども、愛憐(アイレン)といふ情合ほど重なるものはあらざればなり」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐趙策〕

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