デジタル大辞泉 「憧れる」の意味・読み・例文・類語
あくが・れる【▽憧れる】
1 いる所を離れてふらふらさまよう。
「自分の魂が―・れ出して、…水の面を高く低く、揺られて行く」〈谷崎・細雪〉
2 物事に心が奪われる。うわの空になる。
「山林に身を苦しめ雲水に魂を―・れさせて」〈露伴・二日物語〉
3 胸を焦がす。思い焦がれる。
「其写真に
4 気持ちが離れる。疎遠になる。
「おもておこしに思ひし君は、ただ―・れに―・る」〈落窪・二〉
( 1 )アクとカルとの複合語で、カルが離れる意であることは確かなものの、アクの語源は諸説あり不明。あるいは場所に関わる語か。
( 2 )上代に用例は見えず一〇世紀半ば以降に一般化した語で、人間の身や心また魂が、本来あるべき場所から離れてさまよいあるくことをいう。
→「あくがれる(憧)」の語誌
4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...