憧れる(読み)アクガレル

  • ▽憧れる
  • あくが・れる
  • あこが・れる
  • 憧れる/▽憬れる

デジタル大辞泉の解説

[動ラ下一][文]あくが・る[ラ下二]《本来は、あるべき所から離れる意》
いる所を離れてふらふらさまよう。
「自分の魂が―・れ出して、…水の面を高く低く、揺られて行く」〈谷崎細雪
物事に心が奪われる。うわの空になる。
「山林に身を苦しめ雲水に魂を―・れさせて」〈露伴・二日物語〉
胸を焦がす。思い焦がれる。
「其写真に頰摩(ほおずり)して―・れ」〈紅葉金色夜叉
気持ちが離れる。疎遠になる。
「おもておこしに思ひし君は、ただ―・れに―・る」〈落窪・二〉
[動ラ下一][文]あこが・る[ラ下二]《「あくがる」の音変化》
理想とする物事や人物に強く心が引かれる。思い焦がれる。「名声に―・れる」「都会生活に―・れる」
気をもむ。気が気でなくなる。
「此方(こちら)は地を離て沖(あが)る事が出来ず、只徒らに―・れて両手を延ばすのみ」〈二葉亭・めぐりあひ〉
いる所を離れてふらふらさまよう。さまよい歩く。
「そこともしらず―・れ行く」〈平家・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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