出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
1198~1280.8.24
鎌倉中期の曹洞宗の僧。道号は孤雲。永平寺2世。京都生れ。九条為通の曾孫,為実の孫。はじめ比叡山で天台・南都の教学を学び,ついで証空から浄土教,さらに多武峰(とうのみね)の覚晏(かくあん)から大日能忍流の臨済禅を学んだ。1234年(文暦元)深草の道元のもとに参じ,翌年法をついだ。以後,終生道元に従い「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」などの著作を手伝い,「正法眼蔵随聞記」をまとめた。道元死後,永平寺2世として教団をまとめた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…道元が嘉禎年間(1235‐38),日常その門下に語った修行の心がまえを,弟子の懐奘(えじよう)(1198‐1280)が克明に記録したもの。6冊の書冊にまとめられたのは懐奘没後のことである。…
※「懐奘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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