出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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東京都千代田区と中央区の境、旧外濠(そとぼり)に架けられていた橋の名。江戸時代、近くの織田有楽(うらく)邸内に数寄屋風で知られた茶室のあったことに由来する。1707年(宝永4)、橋際の数寄屋橋門内に南町奉行所(ぶぎょうしょ)が設けられた。周辺は有楽町(ゆうらくちょう)、日比谷(ひびや)、銀座という中心商店街、歓楽街であるが、その名を全国的に有名にしたのは、ラジオドラマ『君の名は』(菊田一夫作、1952~1954年NHKから放送)の舞台となってからである。1958年(昭和33)外濠は埋め立てられて橋はなくなり小公園に変貌(へんぼう)したが、「数寄屋橋此処(ここ)にありき」と刻まれた記念碑が立っている。旧外濠はゼロ番地の名称どおり、区の所属は決まっていなく、東京高速道路が上を通り、下は数寄屋橋ショッピングセンターとなっている。
[沢田 清]
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…地名は,慶長年間(1596‐1615)ごろ,ここに織田有楽斎(うらくさい)の屋敷があったことに由来する。かつては銀座との間に,外堀に架けられた数寄屋橋があったが,堀は1958年に埋められて首都高速道路が通り,その下には商店街(西銀座デパート,数寄屋橋ショッピング・センター)が形成されている。昭和に入ってから,日劇や東宝劇場などの劇場や映画館,飲食店が集中して娯楽街となった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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