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旧アジア諸語 きゅうアジアしょご

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百科事典マイペディアの解説

旧アジア諸語【きゅうアジアしょご】

アジア一帯に,ウラルおよびアルタイ系民族より古くから住んでいたと推定される先住民の諸言語の総称。Paleo-Asiatic。分布地域はツングース諸語と接し,あるいは重なる。
→関連項目イテリメン

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世界大百科事典 第2版の解説

きゅうアジアしょご【旧アジア諸語 Paleo‐Asiatic】

北アジアで話される諸言語のうち,ウラル語族アルタイ諸語系以外の少数民族の言語の総称。〈旧〉という形容は,ウラルおよびアルタイ系民族よりも古くから北アジアに住んでいたという推定に基づく(L.シレンク)。そのうちいくつかの言語は互いに小語族(下記(4)(5))を形成するが,他はそれぞれ系譜関係が明らかでない孤立の言語((1)(2)(3))であり,全体として系譜的に単一のまとまりをなすものではない。(1)ケット語Ket(エニセイオスチャーク語Yenisei‐Ostyakとも呼ばれる

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大辞林 第三版の解説

きゅうアジアしょご【旧アジア諸語】

アジア諸語

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

旧アジア諸語
きゅうアジアしょご

古シベリア諸語」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

旧アジア諸語
きゅうあじあしょご

北アジアで話される諸言語のうち、ウラル語、アルタイ語系以外の少数民族の言語の総称。「旧」という形容は、これら諸民族がウラルおよびアルタイ系民族よりも古くから北アジアに住んでいたとの推定に基づく。そのうちいくつかの言語は互いに小語族(下記(4)(5))を形成するが、他は系統的に孤立している((1)~(3))。したがってこれら諸言語が全体として系統的に単一のまとまりをなすものではない。構造的にも多様であるが、ほぼ共通する特徴をあげれば、膠着(こうちゃく)的であること、格関係が接尾辞で表現されること、軟口蓋(なんこうがい)音に前後の対立があることなどである。
(1)ケット語。エニセイ川流域に約670人の話し手がいる。他の旧アジア諸言語にみられぬ特徴として、音調が音素的対立をなし、文法性の区別が名詞でなく動詞や形容詞に現れる。すでに消滅した同系の言語にアリン語、アサン語、コット語がある。エニセイ・オスチャーク語ともよばれるが、フィン・ウゴル語族のオスチャーク語とは別である。
(2)ギリヤーク語。ニブヒ語の項参照。
(3)ユカギール語。ロシア連邦サハ共和国とマガダン州にまたがり、インディギルカ川中流から下流に住むツンドラ・ユカギール、コリマ川支流のコルコドン川やヤサチナヤ川に住むコリマ・ユカギールの2群によって話される。言語人口は両群あわせて300人たらず。
(4)チュクチ・カムチャツカ語族。カムチャツカ半島以北の東北アジアに分布し、チュクチ語、ケレック語、アリュートル語、コリヤーク語、カムチャダール語からなる。親近性においてカムチャダール語は他の4言語から隔たりがある。チュクチの自称ルオラベトランがチュクチ語のみならず、この語族の名称として用いられたこともある。
(5)エスキモー・アレウト語族。アジア(チュクチ半島)のみならずアラスカ、カナダ極北、グリーンランドにも分布し、むしろ語域の大部分はアメリカ大陸北辺にある。エスキモー語の名で総称される5ないし6言語とアリュート(アレウト)語からなる。
 旧アジア諸語と同義的に極北諸語とか旧シベリア諸語の名称も用いられる。ただし、後者の旧シベリア諸語には(5)を含めないこともある。[宮岡伯人]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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