春節(読み)シュンセツ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

春節

旧暦の元旦中国本土や香港、台湾などでは爆竹を鳴らし、盛大に祝う。帰省する人も多く、前後は長期休暇になる。今年は8日が「元日」にあたり、中国の政府機関などは7~13日が休み。企業の休暇はばらつきがある。

(2016-02-05 朝日新聞 夕刊 1総合)

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世界の祭り・イベントガイドの解説

しゅんせつ【春節】

中国旧暦の正月。新年を迎えるための飾り付けを行い、大晦日(おおみそか)の晩は家族や親戚が集まって食事をする。家々では赤い提灯や灯籠を飾り、縁起の良い言葉が書かれた赤い短冊のような紙を貼る習わしがある。新年を迎えると、新しい衣服を着て、親戚や友人宅に挨拶回りをする。町中では花火や爆竹が派手に鳴らされる。春節から3日間が祝日となる。都市部に働きに出ている人の多くは帰省する。中国、台湾シンガポールのほか、海外の中国人たちもチャイニーズニューイヤーとして春節を祝う。旧暦の1月1日は、新暦の1月下旬から2月中旬頃。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅんせつ【春節 chūn jié】

中国で元来は春の季節を意味したが,現在はもっぱら旧正月のことをいう。その風俗は,時代,地域,階層職業などによって千差万別であるが,数多くの年中行事の中で,最も晴れやかでにぎやかなものであるという点では,一貫している。それは,これが人間界を取りまく世界が死から生へと転じる時節を祝うものであるからである。春節は〈過年〉ともいわれるように,年越しの行事の側面もあるので,旧中国では12月24日(北方では23日)に竈神かまどがみ)を天に送る〈辞竈〉の行事前後から,新年を迎える準備が始められる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

春節
しゅんせつ

中国および中国語圏で行なわれる,旧暦(→太陰暦)最初の新月を 1月1日とする旧正月に始まり,旧暦最初の満月で終わる 15日間の祭り(→月齢)。中国では最も重要な年中行事の一つで,太陽暦ではおよそ 1月21日から 2月20日の間にあたる。1990年代半ば以降は毎年 7日間の祝日となった。特に大みそかと正月は伝統的に家族と過ごすものとされており,先祖供養や,赤い封筒に入れた祝儀(利是〈ライシー〉)のやりとりなどを行なう。起源の一つに,年初めになると暴れる「年」と呼ばれる魔物を追い出すために,魔物の嫌う大声,明るい光,赤い色を使ったという伝説があり,今日では爆竹を鳴らしたり花火を上げたり,街中を赤色のもので飾りつけたり,竜や獅子の舞(→獅子舞)によって盛大に祝われる。祭りの最終日には色とりどりのランタン(→ちょうちん)が飾られ,縁起がよいとされる伝統的な食べ物がふるまわれる。日本や世界各国の中華街でも祭りが開かれる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しゅん‐せつ【春節】

〘名〙 中国で、正月のこと。旧暦で祝う。

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世界大百科事典内の春節の言及

【正月】より

小正月【小島 瓔礼】
[中国]
 中国においても正月は民俗上もっとも重要な祝日である。現代でも新暦の正月は形式的に祝われるだけで,都市も農村も晴れやかでにぎにぎしい祝祭の気分に包まれるのは,春節と呼ばれる,農暦(陰暦)1月1日前後の数日間である。正月の行事は,まず農暦12月23日(小年)の竈(かまど)神(灶王爺(そうおうや))送りからはじまる。…

【中華人民共和国】より

… 中国の公休日は,日曜以外では,新年(1月1日。1日休み),春節(旧正月。3日休み),メーデー(5月1日。…

※「春節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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