(読み)ショ

デジタル大辞泉 「暑」の意味・読み・例文・類語

しょ【暑】[漢字項目]

[音]ショ(呉)(漢) [訓]あつい
学習漢字]3年
あつい。あつさ。「暑気炎暑寒暑向暑酷暑残暑避暑猛暑
あつい季節。「暑中小暑大暑
[名のり]あつ・なつ

しょ【暑】

暑いこと。暑い時節。また、その暑さ。「を避ける」 夏》「熱き茶をふくみつつ―に堪へてをり/虚子」⇔
二十四節気小暑大暑時期。暦の上で立秋(8月8日ごろ)までの約30日間。また、夏の土用の18日間の称。⇔

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精選版 日本国語大辞典 「暑」の意味・読み・例文・類語

しょ【暑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 暑いこと。暑さ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「嗟来白日駈輪転、放得炎風避暑吟」(出典菅家文草(900頃)一・長斎畢、聊言懐寄諸才子、答頻来)
    2. 「西風来て、暑を掃ふて」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
    3. [その他の文献]〔易経‐繋辞・下〕
  3. 陰暦での季節の名。夏、立秋までの約三〇日間をいう。一年中で最も暑い時期とされ、前半の一五日を小暑、後半の一五日を大暑とする。また、夏の土用の一八日間の称。暑中。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「部屋通すホース赤くて暑を兆す」(出典:万座(1967)〈秋元不死男〉)

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普及版 字通 「暑」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 12画

(旧字)
人名用漢字 13画

[字音] ショ
[字訓] あつい

[説文解字]

[字形] 形声
声符(者)(しや)。〔説文七上に「熱きなり」とあり、暑熱をいう。火を用いるものは庶。中の呪符であるが、庶・の声近く、声をとる。と庶と、声符として互易する例が多い。

[訓義]
1. あつい、気温が高い、あつさ。
2. あつい季節、夏。

[古辞書の訓]
名義抄 アツシ・アタタカ・アタタケシ

[語系]
sjia、庶sjiakは声近く、庶は烹炊の象。庶が熱気を示す字、声近くして声の字となった。

[熟語]
暑安・暑晏・暑衣・暑雨・暑鬱・暑仮・暑汗・暑寒・暑気・暑・暑月・暑歳・暑湿・暑傷・暑溽・暑天・暑熱・暑魃・暑伏・暑門・暑夜
[下接語]
鬱暑・炎暑・寒暑・極暑・劇暑暑・向暑・酷暑・残暑・小暑・銷暑・蒸暑・溽暑・清暑・大暑・毒暑・熱暑・梅暑・避暑・涼暑・烈暑

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