書信(読み)しょしん

精選版 日本国語大辞典 「書信」の意味・読み・例文・類語

しょ‐しん【書信】

〘名〙 書面による音信。たより。手紙書状
※新撰万葉(893‐913)上「書信休来年月暮、千般具奈望門庭
※婉という女(1960)〈大原富枝〉四「十年ほど前からは幕府天文方に任ぜられている渋川春海師に入門し、書信による教えを受けていられた」 〔晉書‐陸機伝〕

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デジタル大辞泉 「書信」の意味・読み・例文・類語

しょ‐しん【書信】

書面による音信。たより。手紙。
[類語]手紙書簡書状書面紙面信書私信私書しょ一書手書親書手簡書札しょさつ尺牘せきとく書牘しょとく雁書がんしょ雁信がんしん消息便りふみ玉章たまずさレター封書はがき絵はがき郵便

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普及版 字通 「書信」の読み・字形・画数・意味

【書信】しよしん

手紙。〔晋書、陸機伝〕笑つて犬に語りて曰く、我が家えて書信無し。汝能く書を齎して息を取るや不(いな)やと。犬尾を搖(うご)かし聲を作(な)す。

字通「書」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の書信の言及

【手紙】より

…手紙は近世になって一般に用いられた用語で,本来文字としては,文,書,状,柬(かん),箋(せん),簡,牘,札,信などがあり,原義により微妙な異同があるが,これらの組合せで,現在流通している〈てがみ〉を指示する。手には,手習い(習字)のように,筆の跡,筆跡の意味もあり,また手みずからの意味を合わせて,手簡(しゆかん),手書(しゆしよ),あるいは真実吐露の意味,まこと,しるしをも示して,書信といい,ことさら私的内容を強調して私信ともいう。いずれも音信(おとずれ),たよりを意味し,故事より雅言として,鯉素(りそ),雁札(がんさつ)ともいう。…

※「書信」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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