手書(読み)シュショ

デジタル大辞泉の解説

しゅ‐しょ【手書】

[名](スル)
自分の手で書くこと。また、書いたもの。
自筆手紙親書

て‐かき【手書(き)】

文字をじょうずに書く人。能書家。能筆。
「小野道風と云ふ―を以て」〈今昔・二四・三一〉
記録する役目。書記。
「―に具せられたる大夫房覚明(たいふばうかくめい)を召して」〈平家・七〉

て‐がき【手書(き)/手描(き)】

印刷したりタイプライターなどを使ったりしないで、自分で文字や絵を書くこと。また、書いたもの。「―の年賀状」
型紙による摺(す)り染めや機械捺染(なっせん)ではなく、手で描いて模様を染色すること。また、その染め物。

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大辞林 第三版の解説

しゅしょ【手書】

( 名 ) スル
自分の手で書くこと。また、書いたもの。 「 -して保に謝した/渋江抽斎 鷗外
自筆の手紙。

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精選版 日本国語大辞典の解説

て‐かき【手書】

〘名〙
① 写経生のこと。
※書紀(720)天武二年三月(北野本訓)「書生(テカキ)を聚めて始めて一切経を川原寺に写す」
② 文字を上手に書く人。能筆家。
※重之集(1004頃)「道風はなちては、いとかしこき手かきにおぼして」
③ 貴人に侍して、物を書く役目をする者。書記。右筆。
※平家(13C前)七「木曾大に悦て、手書に具せられたる大夫房覚明をめして」

て‐か・く【手書】

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世界大百科事典内の手書の言及

【手紙】より

…手紙は近世になって一般に用いられた用語で,本来文字としては,文,書,状,柬(かん),箋(せん),簡,牘,札,信などがあり,原義により微妙な異同があるが,これらの組合せで,現在流通している〈てがみ〉を指示する。手には,手習い(習字)のように,筆の跡,筆跡の意味もあり,また手みずからの意味を合わせて,手簡(しゆかん),手書(しゆしよ),あるいは真実吐露の意味,まこと,しるしをも示して,書信といい,ことさら私的内容を強調して私信ともいう。いずれも音信(おとずれ),たよりを意味し,故事より雅言として,鯉素(りそ),雁札(がんさつ)ともいう。…

※「手書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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