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木食上人 もくじきしょうにん

百科事典マイペディアの解説

木食上人【もくじきしょうにん】

出家した後,米,野菜を食せず,木の実,山菜のみを食して修行する僧の通称。特に有名なものに次の二人がある。(1)応其(おうご)〔1536-1608〕は戦国時代,真言宗の僧。
→関連項目鉈彫柳宗悦

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世界大百科事典 第2版の解説

もくじきしょうにん【木食上人】

肉類,五穀を食べず,木の実や草などを食料として修行することを木食といい,その修行を続ける高僧を木食上人といった。高野山の復興に尽くした安土桃山時代の応其(おうご)(木食応其)は,広く木食上人の名で知られるが,江戸時代前期には摂津の勝尾寺で苦行を続け霊験あらたかな僧として知られた以空(いくう),中期には京都五条坂の安祥院中興の祖となった養阿,江戸湯島の木食寺の開基として知られる義高,後期には特異な様式の仏像を彫刻して庶民教化に尽くした五行(木喰五行明満)があらわれるなど,木食上人として崇敬された高僧は少なくない。

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