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東市・西市 ひがしのいちにしのいち

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世界大百科事典 第2版の解説

ひがしのいちにしのいち【東市・西市】

日本古代の都城に付設された官市。その存在が確認される初めは藤原京の場合で,宮の北面中門から出土した木簡に糸90斤を沽却(売却)する〈市〉のことがみえる。また《続日本紀》慶雲2年(705)6月乙亥条にも〈市廛〉や〈南門〉のことがみえる。しかしこの〈市〉が東西にわかれていたか否かは明らかでない。ついで平城京長岡京平安京には東西2市が置かれ,東市司・西市司(市司(いちのつかさ))によって管轄されていた(図)。

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世界大百科事典内の東市・西市の言及

【市】より

…同様のことは《日本書紀》持統3年(689)11月丙戌条に見える〈中市〉についても言えるが,その所在地は明らかでない。このような初期の市の中には,都宮との関係が深いものが存在し,都城の成立とともに,藤原京の〈市〉や平城京以後の〈東西市(東市・西市)〉,難波京の〈難波市〉など,市司(いちのつかさ)の管理する市へとうけつがれた。これに対して〈餌香市〉〈阿斗桑市〉は,河内の交通の要地に立地した市であるが,河内以外にも《日本書紀》天武1年(672)7月壬子条にみえる近江の〈粟津市〉のごとく各地に市が存在していたとみてよい。…

※「東市・西市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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