日本歴史地名大系 「松川町」の解説
松川町
まつかわまち
松川町
まつかわちよう
松川町
まつかわちよう
東西に通る松原通(旧五条大路)を挟む両側町。中央を南北に
平安京では京域外で、
天正一九年(一五九一)、豊臣秀吉により市中に御土居がめぐらされたが、当町北東部にも築かれている。
寛文一二年(一六七二)洛中洛外大図で「志水丁」、宝永二年(一七〇五)洛中洛外絵図でも「清水丁」とあり松川町は独立していない。「月堂見聞集」享保九年の冬に「松原通寺町東入町、唯今迄は四方の地尻にて事済候処に、今度別々町と成松川町と申候」とあり、この年に独立、町名もこれ以来と思われる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報