デジタル大辞泉
                            「松本長」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
    
        
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                    まつもと‐ながし【松本長】
        
              
                        - 能楽師。宝生流シテ方。静岡県出身。明治一五年(一八八二)父金太郎とともに上京、一六世宝生九郎に入門。同門の野口兼資とともに宝生流の双璧とうたわれた。明治一〇~昭和一〇年(一八七七‐一九三五)
 
                                                          
     
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    松本長
まつもとながし
(1877―1935)
        
              
                        能役者。宝生(ほうしょう)流シテ方。静岡県に生まれる。明治能楽界の重鎮松本金五郎の次男。5歳で上京、明治天皇行幸能に子方などを勤め、のちに名人宝生九郎(16世)の門に入り、その厳しい稽古(けいこ)を受け、宝生宗家を継承することにもなっていた。同門の野口兼資(かねすけ)と双璧(そうへき)とうたわれ、格調高く力感にあふれた名人。早稲田(わせだ)大学の謡会で『国栖(くず)』を謡っていて急逝。芸談集に『松韻秘話』がある。長男の孝(たかし)(筆名たかし)は俳人として名高く、「父酔ふてしきりに叩(たた)く火桶哉(ひおけかな)」の句がある。次男の恵雄(しげお)(1915―2003)は、1936年(昭和11)初舞台を踏み、その後、能楽界の中心人物となり91年(平成3)には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。なお画家の下村観山、作家の泉鏡花は松本長のいとこにあたる。
[増田正造]
                                                          
     
    
        
    出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    松本 長
マツモト ナガシ
        
              
                        
- 職業
 - 能楽師(宝生流シテ方)
 
- 生年月日
 - 明治10年 11月11日
 
- 出生地
 - 静岡県 静岡市
 
- 経歴
 - 明治17年7歳の時家族とともに上京、明治天皇行幸能で子方などを務めたあと、25年名人宝生九郎(16代家元)に入門。その厳しい稽古を受け、同門の野口兼資とともに宝生流の双璧とうたわれた。堅実にして端正な品位の高い芸風で知られた。昭和10年早大の謡会で「国栖」を謡っていて急逝。SPで「卒都婆小町」が残されている。一方、大正9年頃より高浜虚子門下で句作を開始。これを契機に句謡会が生まれ、虚子最晩年まで続いた。著書に「松韻秘話」がある。
 
- 没年月日
 - 昭和10年 11月29日 (1935年)
 
- 家族
 - 父=松本 金太郎(能楽師),長男=松本 たかし(俳人),二男=松本 恵雄(能楽師・人間国宝)
 
- 親族
 - いとこ=下村 観山(画家),泉 鏡花(小説家)
 
                                                          
     
    
        
    出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報
	
    
  
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                    松本長 (まつもとながし)
生没年:1877-1935(明治10-昭和10)
        
              
                        能楽師。宝生流シテ方。宝生流の名家,松本金太郎(1843-1914)の次男として静岡に生まれる。1882年父とともに上京,16世宝生九郎に入門,1917年九郎が没するまで稽古(けいこ)を受け,野口政吉(のち野口兼資(かねすけ))とともに宝生流の双璧(そうへき)とうたわれた。堅実にして端正な,品位の高い芸風で知られた。長男松本たかしは俳人として知られ,次男恵雄(しげお)(1915-2003)が宝生流シテ方として活躍している。なお,作家の泉鏡花は母方の従兄である。
執筆者:羽田 昶
 
                                                          
     
    
        
    出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
	
    
  
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                    松本 長
マツモト ナガシ
        
              
                        明治〜昭和期の能楽師(宝生流シテ方)  
- 生年
 - 明治10(1877)年11月11日
 
- 没年
 - 昭和10(1935)年11月29日
 
- 出生地
 - 静岡県静岡市
 
- 経歴
 - 明治17年7歳の時家族とともに上京、明治天皇行幸能で子方などを務めたあと、25年名人宝生九郎(16代家元)に入門。その厳しい稽古を受け、同門の野口兼資とともに宝生流の双璧とうたわれた。堅実にして端正な品位の高い芸風で知られた。昭和10年早大の謡会で「国栖」を謡っていて急逝。SPで「卒都婆小町」が残されている。一方、大正9年頃より高浜虚子門下で句作を開始。これを契機に句謡会が生まれ、虚子最晩年まで続いた。著書に「松韻秘話」がある。
 
                                                          
     
    
        
    出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
	
    
  
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                    松本長【まつもとながし】
        
              
                        能楽師。宝生流シテ方。16世宝生九郎の片腕として流儀の発展に功をなした松本金太郎の次男。宝生九郎の高弟。端麗で高い品格の芸風で知られ,野口兼資とともに双璧の名人とうたわれた。次男の松本恵雄(しげお)〔1915-2003〕は,1991年人間国宝。
                                                          
     
    
        
    出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
	
    
  
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                    松本長 まつもと-ながし
        
              
                        1877-1935 明治-昭和時代前期の能楽師シテ方。
明治10年11月11日生まれ。松本金太郎の次男。松本たかしの父。16代家元宝生(ほうしょう)九郎に師事。野口兼資(かねすけ)とともに宝生流の双璧といわれた。芸談集に「松韻秘話」。昭和10年11月29日死去。59歳。静岡県出身。
                                                          
     
    
        
    出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
	
    
  
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                    松本 長 (まつもと ながし)
        
              
                        生年月日:1877年12月11日
明治時代-昭和時代の能役者
1935年没
                                                          
     
    
        
    出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
	
    
  
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