デジタル大辞泉 「様だ」の意味・読み・例文・類語
ようだ〔ヤウだ〕【様だ】
1 ある事物の性質・状態が他の事物に似ている意を表す。「今日は真夏のような暑さだ」
2 例示の意を表す。「隣のおばさんのような働き者は少ない」
3 (主に文末に用いて)不確かな、または
4 (多く「ように」の形で)ある動作・作用の目的・目標である意を表す。「わかりやすくなるように並べかえましょう」
5 (「ように」の形で)
6 (「ようになる」の形で)以前の状態から変化した結果として、今の状態があるという意を表す。「やっと泳げるようになった」
[補説]「ようだ」は、形式名詞「よう(様)」に断定の助動詞「だ」の付いたもので、中世末期以降の語。語尾「だ」は「じゃ」となることがある。中世から近世にかけては、終止法として「よう(様)なり」の音変化「ような」の形で用いられることも多い。4は、「気をつけるようにします」のように、「ようにする」の形で決意や努力の目標を表すこともある。また、4・5は「よう」という形でも用いられる。
[類語]みたいだ・みたい・みたいです・ようです・そうだ・そうです・らしい