比和[町](読み)ひわ

百科事典マイペディアの解説

比和[町]【ひわ】

広島県北部,比婆(ひば)郡の旧町。中国山地に属し,山林が町の約90%を占める。積雪が多い。農林業を営む。酒造米,ホウレンソウシイタケを産し和牛を飼育。北東部の吾妻(あづま)山や比婆(ひば)山比婆道後帝釈(ひばどうごたいしゃく)国定公園に属する。2005年3月甲奴郡総領町,比婆郡西城町,東城町,口和町,高野町と庄原市へ編入。131.30km2。2098人(2003)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひわ【比和[町]】

広島県北端,比婆(ひば)郡の町。人口2246(1995)。中国山地脊梁部を占め,北は島根県に接する。比和川が中央部を南流し,谷底に耕地と集落が点在する。中心集落の比和は近世には出雲路の宿駅として栄え,付近で産出する砂鉄の運送でにぎわった。鉄穴(かんな)(砂鉄採取地)は享保年間には80ヵ所もあった。砂鉄を駄送する牛馬の飼育が盛んで,牛の品種改良が進められ,幕末には牛市も開かれた。総面積の大部分が山林で,林業,米作,肉牛(比婆牛)の飼育,養豚,高冷地野菜の栽培が行われる。

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