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民窯 みんよう

百科事典マイペディアの解説

民窯【みんよう】

官窯,藩窯に対する語で一般民衆の日常実用品としての焼物を焼く窯。素朴で洗練されていないが,実用的な堅牢(けんろう)さと美しさを特色とする。日本では大正末期に柳宗悦が始めた民芸運動により改めて認識されるようになった。
→関連項目磁州窯

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

民窯

中国で確立していた官窯の対語で、民間の窯業の略称。日本では昭和以降、柳宗悦が提唱した民芸運動の理念に沿って語られるようになった。贈答用など高級品ではなく、実用的な器や皿を焼く窯を指すことが多い。

(2010-03-26 朝日新聞 夕刊 文化)

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世界大百科事典 第2版の解説

みんよう【民窯】

民間人が営利を目的に築いた窯で,庶民の需要をみたしたものをいい,官窯に対する呼称である。しかし〈民窯〉の名が実際に使われるようになったのは,昭和初年,柳宗悦らが民芸運動の中で用いて以来で,柳らによれば,用に即し,かつ大量生産が可能な素朴な造形と低廉な価格の,日常雑器を焼造する窯に限定された。したがって茶陶や美術工芸品を焼く窯は含まず,今日〈民窯〉と呼ぶ場合,おおむねこうした民芸の窯をいうのが一般的である。

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世界大百科事典内の民窯の言及

【李朝美術】より

…鉄絵のある白磁は雲竜文,梅竹文,葡萄文など,図画署の画員が絵付をしたと思われる作品が見られるが,後期には衰退してしまう。 後期は広州官窯の分院が1752年に牛川江(ぎゆうせんこう)と漢江の合流点に移って官窯の中心になり,また民窯の磁器窯が全国に広がった時代である。白磁,染付に加えて辰砂(しんしや)や瑠璃釉(るりゆう),さらに飴釉(あめゆう)を用いたものなどがつくられ李朝陶磁は新しい展開を見せる。…

※「民窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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