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渡す ワタス

デジタル大辞泉の解説

わた・す【渡す】

[動サ五(四)]
人や荷物を舟で向こう岸に運ぶ。「船で人を―・す」
物の上を越えて、一方から他方へ物がとどくようにする。またがらせる。かける。「橋を―・す」「綱を―・す」
こちらの手から相手の手へ移す。手渡す。「書類を―・す」「バトンを―・す」
自分の持っているもの、権利などを他の人に与える。「土地を人手に―・す」
人や物を他の場所に移す。
「明け暮れながめ侍る所に―・し奉らむ」〈若紫
通りなどを歩かせる。引きまわす。
「捕(と)られし人々は、大路を―・してかうべをはねられ」〈平家灌頂
馬で、川などを渡る。
「この御馬で宇治川のまっ先―・し候ふべし」〈平家・九〉
神仏の力で、迷っている人々を救う。済度する。
「人―・すことも侍らぬに」〈東屋
(他の動詞の連用形に付いて)その動作が行き渡るようにする。「見―・す」「張り―・す」
[可能]わたせる

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

わたす【渡す】

( 動五[四] )
水の上を、船・人手などによって対岸へ移す。 「向こう岸へ船で-・す」
離れた二点に、物をまたがらせて、つなぐ。 「船と岸の間に板を-・す」 「ロープを-・す」
人・物を他に移す。
別の人の手に移す。 「バトンを-・す」 「手紙を-・す」
他の人の所有物とする。 「家屋敷を人手に-・す」
通りなどを進んで行かせる。通過させる。 「みこしを-・す」
人や物を別の場所に移らせる。 「宮に-・し奉らむと侍るめるを/源氏 若紫
仏や僧が、人々を迷いの世界から、浄土や悟りの世界へ至らせて救う。済度する。度す。 「人-・すことも侍らぬに/源氏 東屋
動詞の連用形の下に付いて、その動作が全体に及ぶようにする意を表す。ずっと…する。 「架け-・す」 「言い-・す」 「見-・す」
外国からもたらす。 「百済国より仏像僧尼を-・せり/愚管 1」 〔「渡る」に対する他動詞〕
[可能] わたせる
[慣用] 引導を- ・橋を- ・バトンを-

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