煮凝り(読み)ニコゴリ

デジタル大辞泉 「煮凝り」の意味・読み・例文・類語

に‐こごり【煮凝り/煮凍り】

魚などの煮汁が、冷えて固まったもの。また、魚などを柔らかく煮て、煮汁ごとゼラチン寒天などで固めた料理 冬》「―に哀しきおひめおもふかな/万太郎
[類語]煮物煮付け煮染め煮転がし煮浸し旨煮含め煮煮込みじぶ煮角煮兜煮煮魚筑前煮従兄弟煮甘露煮時雨煮佃煮

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「煮凝り」の意味・わかりやすい解説

煮凝り
にこごり

魚肉牛肉鳥肉などを煮つめ,結合組織のコラーゲンが溶出したその煮汁が冷えてゼリー状に固まったものをいう。魚はよく煮ると膠質が溶出して,それを煮つめると固形肉汁となる。すっぽん穴子,たい,かれいなどが比較的つくりやすい。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「煮凝り」の解説

にこごり【煮凝り】

煮魚などの煮汁が冷えて固まったもの。また、これに寒天などを補い、魚の身などを入れて型に流し入れ、固めた料理。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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