「三代実録」貞観一三年(八七一)閏八月二九日条に「玉若酢命」とあり、従五位下に叙せられている。「延喜式」神名帳に隠岐国
こうした惣社の質的な転換と並行して、その宗教的な権威の向上と再編成が推進され、惣社の神官は新しく国造とよばれるようになったと考えられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
島根県隠岐(おき)郡隠岐の島町下西(しもにし)に鎮座。玉若酢命(みこと)を主神として祀(まつ)る。『延喜式(えんぎしき)』に所載され、神階は871年(貞観13)で従(じゅ)五位下。隠岐国の国府の近くにあり、隠岐国造(くにのみやつこ)によって奉斎され、のち隠岐国の総社(そうじゃ)とされた。1872年(明治5)に県社に列格された。例祭日は6月5日。島内8地区の神霊が8頭の馬に乗って本社に集合する御霊会風流(ごれえふりゅう)がある(昔は48地区から48頭の馬で集合)。祠官(しかん)の億岐(おき)氏は倉印や駅鈴を伝来している。境内の巨木「八百杉(やおすぎ)」は国の天然記念物に、本殿、随神門(ずいしんもん)、億岐家住宅は国の重要文化財に指定されている。
[熊谷保孝]
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