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玉陵 タマウドゥン

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デジタル大辞泉の解説

たま‐うどぅん【玉陵】

沖縄県那覇市にある、琉球王国第二尚氏王統の墓。16世紀初頭、尚真王によって、父の尚円王を葬るために造られた。沖縄戦で大きな被害を受けるが、戦後に修復され、昭和47年(1972)全体が国指定史跡、玉陵墓室石牆(せきしょう)が国の重要文化財(建造物)。平成12年(2000)「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産文化遺産)に登録された。→琉球

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国指定史跡ガイドの解説

たまうどぅん【玉陵】


沖縄県那覇市首里にある墓所。首里城西方の丘陵上にある琉球王朝第二尚氏歴代の陵墓で、尚真王が父王尚円の遺骨を見上森(みあげむい)から改葬するために創建したといわれる。沖縄の墓制上きわめて貴重な遺跡であることから、1972年(昭和47)に国の史跡に指定された。外郭にある1501年建立の石碑「たまうどぅんのひのもん」によれば、尚円王統のうち、尚真、尚真の妹、尚清および尚清の兄弟ら9人の子孫は永久に玉陵に葬られる資格ありと定め、尚真の長子である尚維衡(いこう)とその子孫のみ除外しており、王位継承問題と関連があると考えられている。陵墓は広さ約1ha、内外2郭で構成されるが、それぞれアーチ式の石門をもち、各郭は琉球石灰岩の相方積みによる高い石垣で画されている。内郭の庭には珊瑚砂利が敷き詰められ、正面にある墓堂は3室に分かれ、東側の室が洗骨後の王および王妃、中央の中室は洗骨までの遺骸を安置する室で、西側の室は正嫡以外の家族の洗骨後の遺骨を納めた。第2次大戦でかなり破壊されたが、内外郭と墓堂は威風を保っている。2000年(平成12)に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、世界遺産に登録された。那覇バスターミナルから沖縄バス「首里城前」下車、徒歩約3分。

出典|講談社
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