申送る(読み)モウシオクル

デジタル大辞泉 「申送る」の意味・読み・例文・類語

もうし‐おく・る〔まうし‐〕【申(し)送る】

[動ラ五(四)]
先方へ伝える。「手紙でその旨を―・る」
事務上の事項命令などを、順送りに次の者に告げ伝える。「後任者に―・る」
[類語]言い送る申し伝える申し越す申し渡す言い渡す伝える知らせる報ずる告げる達する伝達する通知する連絡する通告する通達する下達する令達する口達する通ずるコミュニケートする取り次ぐ伝言する宣する知らす触れる話す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「申送る」の意味・読み・例文・類語

もうし‐おく・るまうし‥【申送】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「言い送る」の謙譲語 )
  2. 手紙や伝言などで、考えや報告をお伝え申しあげる。
    1. [初出の実例]「仍於図上、具注副将軍以上姓名簿申送太政官」(出典:貴嶺問答(1185‐90頃))
  3. 次から次へと言い伝える。前任者から後任者へ、必要な事柄を言い伝える。
    1. [初出の実例]「いつかは必ず事のさまを知り得て、こまやかに申送る時あるべし」(出典:風流魔(1898)〈幸田露伴〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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