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異常分娩 いじょうぶんべん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

異常分娩
いじょうぶんべん

経過が正常でない分娩の総称で,以下のものが含まれる。 (1) 母体心臓病,高血圧,糖尿病などの全身疾患や妊娠中毒症などの異常妊娠経過を伴う場合。 (2) 胎児双胎,奇形,未熟児,子宮内死亡の場合。 (3) 分娩経過中の陣痛異常,産道の異常,前置胎盤胎盤早期剥離臍帯脱出,臍帯下垂,子宮弛緩出血など。異常分娩の場合は,鉗子分娩吸引分娩帝王切開などの産科手術とか,新生児の仮死蘇生術や未熟児の保育を必要とすることが多い。

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デジタル大辞泉の解説

いじょう‐ぶんべん〔イジヤウ‐〕【異常分×娩】

母体や胎児の状態に何らかの問題があり正常分娩とならないこと。母子の生命と安全を確保するため、分娩経過において薬剤器具などによる医学的介入を要するもの。流産早産微弱陣痛過強陣痛・児頭骨盤不均衡・多胎分娩・前期破水胎位胎勢の異常・癒着胎盤・分娩時異常出血などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

いじょうぶんべん【異常分娩 dystocia】

分娩(出産)の経過が正常の経過をたどらず,通常の場合以上の人工介助を必要としたり,母体や胎児に傷害を生ずるような分娩をいう。娩出力(陣痛,腹圧),娩出物(胎児および付属物),産道(骨産道,軟産道)の三つを分娩の3要素といい,それらがいずれも正常で,しかも釣合いがとれている場合には分娩は正常の経過をとる。したがって,そのうちのどれかに異常があればすべて異常分娩となるわけであるが,それにも程度があって,多少の異常があっても釣合いのとれた範囲であり,結果的に母子に異常なく安全に分娩が終了すれば異常分娩とはよばない。

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大辞林 第三版の解説

いじょうぶんべん【異常分娩】

微弱陣痛、狭骨盤、胎児の位置異常などにより、通常の分娩が障害されること。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

異常分娩
いじょうぶんべん

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