デジタル大辞泉 「痛い」の意味・読み・例文・類語
いた・い【痛い/▽甚い】
1 肉体に痛みや苦しみを感じるさま。「歯が―・い」「つねられて―・い」
2 心に苦痛を感じるさま。精神的につらい。「欠損続きで頭が―・い」
3 弱点を攻撃されたり打撃や損害をこうむったりして、閉口するさま。「―・いところに触れられる」「―・い目にあう」「この時期に出費は―・い」
4 俗に、さも得意そうな言動がひどく場違いで、見るに堪えないさま。また、状況や立場・年齢にふさわしくない言動が周囲をあきれさせるさま。
5 (甚い)程度のはなはだしいさま。多く、連用形を用いる。→
6 (甚い)はなはだしくりっぱなさま。すばらしい。
「
7 動詞の連用形に付いて、その動詞の表す状態がはなはだしい意味を示す形容詞をつくる。「あまえいたし」「うもれいたし」など。
[派生]いたがる[動ラ五]いたげ[形動]いたさ[名]
[類語]痛む・うずく・ずきずきする・しくしくする・ちくちくする・ひりひりする・ひりつく・しみる・差し込む・痛める