デジタル大辞泉 「直る」の意味・読み・例文・類語
なお・る〔なほる〕【直る】
1 もとの良好な状態に戻る。
㋐もとのようすに復する。「機嫌が―・る」「天候が―・る」「仲たがいが―・る」
㋑もとどおり役立つようになる。修復される。「機械の調子が―・る」「橋が―・って渡れる」
㋒(ふつう「治る」と書く)病気やけがが回復する。治癒する。「大病が―・る」「傷口がふさがって―・る」
2 良好な状態に改まる。
㋐好ましいようすに整う。「ばらばらの人達が一列に―・る」「姿勢が―・る」
㋑適切なものに改められる。正される。「上がり性が―・る」「誤りが―・る」
㋒より上位の位置に移る。「上座に―・る」「あとがまに―・る」「指定席に―・る」
㋓指定の場にきちんと座る。「そこに―・れ」
3 罪が許される。
「こと―・りて都に帰りけるに」〈月詣集・九・詞書〉
4 「死ぬ」ことをいう斎宮の忌み詞。
[類語](1㋐㋑)戻る・返る・よみがえる・復する・やり直す・やり返す・持ち直す・立ち返る・立ち直る・舞い戻る/(1㋒)癒える・